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冬と心臓病

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冬と心臓病

冬は心臓の病院が混み合う季節!?

12月に入り、朝晩を中心に寒さがさらに厳しくなってきました。そんな季節に大きく増えるのが循環器系(心臓や血管)の病気です。

【人口動態調査より、死因:循環器系の疾患(2020年度)】

このグラフからも見て分かる通り、循環器系疾患による死亡数は12月・1月の冬場が多く、夏場のおよそ1.5倍にのぼります。 この冬場に循環器系、特に致命的ともなり得る心筋梗塞や狭心症が多い理由の一つとして、やはり“寒さ”による血圧の上昇、特に温かいお風呂と寒い脱衣所といった大きな寒暖差による、血圧の急激な変動があげられます。
これを「ヒートショック」と呼びます。「ヒートショック」の詳細については、以前のコラムで詳しく紹介していますので、こちらをご参照ください。
https://www.mihara-shiromachi-hp.or.jp/column/1300/
また、寒さによって心臓の動脈がキュッと狭くなり、心臓への血流が悪くなって引き起こされることもあります。

さらには、慌ただしさからくるストレス、お酒を飲む機会や食事量の増加、塩分量の多いおせち、といった年末年始特有の習慣・生活も、心血管イベントリスクを上げる要因となります。

心臓病の主な症状~胸の痛み

心筋梗塞や狭心症といった心臓病の多くに見られる症状が、胸痛~胸の痛みで、チクチクというよりはギューッと締め付けられるような痛み、圧迫感を感じるのが特徴的です。それに加え背中や肩、奥歯が痛む場合もあります。

階段昇降やちょっとした運動等、一定以上の労作で痛みが出現するようなら、要注意。
安静時に出現したり、痛みの持続時間が長くなるなどあれば早急に医療機関を受診する必要があり、それが20分以上続くようであれば躊躇(ちゅうちょ)なく119番してください。

突然の心臓病を予防するために

  1. 防寒対策
    当たり前のことですが、とっても大切。ちょっとした外出でも室内で十分に着込んで(マフラーや手袋なども)外出するようにしましょう。
  2. 温度差を小さく
    突然の心臓病が発生する場所として非常に多いのが浴室です。脱衣所や浴室をあらかじめ温めるなどして、入浴時との温度差を小さくし、ヒートショックリスクを下げましょう。
  3. 意識的に水分補給を(お酒は×)
    冬場は汗をあまりかかないため水分補給量が少なくなりがちで、血液中の水分が減り、いわゆるドロドロ血液状態に。それを防ぐために、意識的に水分補給をするように心がけましょう。特に入浴前後や起床時に水分補給するとGood👍
  4. どの疾患でも言われるアレコレ
    食べ過ぎ、飲み過ぎ、塩分過剰摂取、ストレス過多、タバコはダメ、
    適度に運動し、早期にリスクを発見するためにも定期的に受診・健診を。

特に年末年始は、それらになりがちなイベントがたくさん。
一年の計は元旦にあり。健康な日々を送るために、極力リスクを減らすべく、寒い冬、そして年末年始の過ごし方に充分注意しましょう。

監修:循環器内科部長/坂井 賢哉

24時間駐車場あり
当病院外来患者さんは無料でご利用いただけます
JR「三原駅南口」から徒歩5分。マリンロードに入ってから最初の信号(城町交差点)を左に曲ってしばらくお進みください。三原市福祉会館、ないし少し大きな公園が目印です。

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