回復期リハビリテーション病棟について
脳梗塞や脳出血などの脳血管疾患や脚の骨折などで、身体機能の低下を来した患者さんなど、回復期リハビリテーションを要する状態の患者さんを対象とした専門病棟です。
日常生活や社会復帰に必要な能力の向上を目標とした専門的・集中的なリハビリを365日体制で実施していきます。
「家族と一緒に暮らしたい」「少しでも昔の自分に・・・」「自分の脚で歩きたい」ご入院される患者さんの夢・ゴールは様々。その達成に向け一緒に頑張りましょう!
毎日の一つ一つがリハビリ
患者さまひとりひとりに合わせた1日2時間(6単位)以上の専門的・集中的なリハビリを365日体制で実施していきます。
またそれだけでなく、食事、移動、寝返りや起き上がり、朝・夕の着替え、排せつ、入浴、食事など、日々の生活すべてがリハビリになります。ご自宅での生活をイメージしながら、これら一つ一つを積み重ねることが、夢・ゴール達成の近道になります。
リハビリテーション実績(2022年度)
※実績指数
リハビリテーションの効果を測る指標の一つです。入院時と退院時の機能的自立度評価(FIM)を用いて、どのくらい回復したかを点数化し、それに要した入院期間を所定の計算式に当てはめて算出します。この数値が大きいほど、リハビリテーションの効果が高いといえます。
6つの特徴
①チームアプローチ
医師・看護師・リハビリ(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)・介護福祉士・社会福祉士・薬剤師・管理栄養士など、各職種の専門性を生かし、患者さん・ご家族さんを中心としたチームを結成し、在宅・社会復帰に向け一丸となってサポートします。
②一人一人に合わせたリハビリ
患者さん一人一人の退院後の生活を想定しながら、それぞれに合ったオーダーメイドのプログラムを作成していきます。
それに沿って、リハビリ室での“身体を動かす訓練”や、コミュニケーションを改善するための“言語訓練”、食べ物を食べるための“摂食機能訓練”などのほか、トイレや入浴、食事など“実際の生活に必要な動きをする訓練”を行っていきます。
③楽しい病棟レクリエーション
絵はがきやキャンドルアートを作ったり、演奏会や書道教室を実施したりと、楽しくてリハビリにも繋がるような、趣向を凝らしたレクリエーションを都度行っています。
④在宅生活に向けたお宅訪問
退院後の生活に対する詳細な情報を収集し、それをもとに在宅復帰に向けた支援ができるよう、入院後の早い段階にお宅に伺い、お宅の状況について調査を行います。ご入院中はこの調査をもとにお宅に近い状況で入浴やトイレ動作の訓練を行います。
また、この調査で得た情報は、住宅改修や福祉用具の提案、動作の指導、介助者への介護指導などにも取り入れられます。
⑤透析患者さんも受け入れ
当院には透析治療に28床の専用ベッド設備があり、人工透析を受けていらっしゃる回リハ対象患者さんの受け入れも行っております。
⑥当院保有の救急車による送迎
他の医療機関から転院する場合、その医療機関まで当院保有の救急車にてお迎えに伺います。(※距離によっては送迎できない場合があります)車いすはもちろん、ストレッチャーごと乗せることが可能です。
転院をご検討中の方
転院をご検討中の方は地域医療連携室までお気軽にお問い合わせください。